GSG
Away
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-away-
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私は…親友を見捨てた。
助けを求めていたのに…
「待ってっ!!!!!待ってよっ!!!!!」
そう。あの時…
「じゃあ、明日の朝2時にグラウンド集合ね!」
「うんわかった!忘れないでよっ!!」
「わかってるってえ!」
「「あはははははっ!!」」
ホラー好きで有名な私たちは、かの有名な"こっくりさん"の実行を決心した。親友のひかりと共に…。
「よし。準備万端っ」
「うん!」
2人共約束は忘れていなかった。
「ううぅ…なんか怖くなってきたああ」
「私もおっ!どうする~?もしも…」
「いやあああっ!やめてよおっ!あははッ!!その時は、なにがあっても2人で一緒に逃げようね!」
「うん。絶対ね!!!」
と、私はひかりと約束を交わした。
「よぉ~し、じゃあ早速!!」
「あいあいさっ!」
「…」
「………」
「ん?」
………。
「あっ…あ、あのさああぁっ」
ひかりの声が震えていた。ひかりの顔を見ると、真っ青だった。私も感じた。わかってるよ、出たんだよね…。
「まさか、…まさかだよね」
「ねぇ、…。」
ゾクッ……
聞いたことのないようなとても透き通った声で話し掛けられた。なんとなく、白い女の人影が見えた。
「2人で、何してたのぉ?」
「あたしも入れてよぅ…」
「無視しないでよ、ねえ」
「ムシ しないで…」
「ムシスルナ」
「ムシスルナアァアァアア!!!!!」
「アタシヲ無視スルヤツラハ全員」
「殺ス…コロシテヤル!!!!!!!!」
「ぎゃあぁああぁぁぁぁああ!!!!!!」