短編■ 「誠に遺憾です」

男は試しているのだ。ガードがゆるいかルーズな女か。

そして妹は、とっくにルーズな女と見做されている。

その証拠に、もうお酒をほいほい飲まされているんだから。


「もおっ!!また逃げられるんだからね!?」

学習能力のなさに、イラっとして、

つい触れたらいけない部分に触れてしまった。


だから――


「うるさいなぁっ!!」


妹はぷんすかと憤慨し、去ってしまった。


< 17 / 43 >

この作品をシェア

pagetop