短編■ 「誠に遺憾です」

「和歌は!?」

席に戻ると、妹の姿がなかった。


『あー、大丈夫大丈夫、ちゃんと送ってったよ』


がっくりだ。


妹は夜の街に消えてしまった。


「信じらんないっ!絶対ホテルん連れ込まれてるから」

『いやいや、そうと決まった訳じゃ「ううん!!絶対そう!!朝帰りするんだから」

合コンを切り上げ、携帯で彼氏に電話をして愚痴る。

妹ってどうして手がかかるんだろう。


< 18 / 43 >

この作品をシェア

pagetop