☆オカマに恋した☆
「そうだ、今から学食に行こうよ」



 そう言いながら、私は立ち上がり、唯のブレザーの手元を引っ張った。



「ほっといてよ!!」



 叩きつけるみたいに言い放ち、唯は走り出した。




「ちょっと、待ってよ」


 私はその後を追いかけた。




結局、昼休みにずっと唯を探し続けたけど、見つけられなかった。
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