☆オカマに恋した☆





 放課後、借りてた上着を返す為に、唯と一緒に愛を廊下へと呼び出した。





 ようやく愛は、廊下へとだるそうにやってきた。




教室では特に、いつもやる気がなさそうにしている。



下校時刻の生徒たちで、廊下はにぎわっていた。



「何?」



 ちょっと大きめの声で、面倒くさそうに愛は言った。




「これ、ありがとう」



 私は借りていたジャージと、上着の入った袋を差し出した。
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