☆オカマに恋した☆





 それからしばらくして、振り向いてカトゥはこう言った。




「そういえば愛、遥とどうして普通に話せるか不思議がってたことあったな…



愛は学校と店、使い分けてるから。



店で接客して話しても、学校では、あんま話さないからな。



まともに女の子で学校で会話してるの、遥ぐらいだもんな」




「それって、女の子として認められてない、ってことかな?」



 何だか嬉しいような、悲しいような…。




「さぁねぇ」



 遠い目をして、カトゥは言った。




 愛は私のこと、どう思ってるんだろ?
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