☆オカマに恋した☆





 家に帰り私は、部屋に飾ってある絵を見つめた。




三年前、夕日の中にたたずんでいた少年。




そう、愛の後ろ姿をスケッチしたものだった。




間違いなく、愛だ。




すごく衝撃的な出来事だった……だから、三年経った今でも鮮明に思い出せる。





 知ってしまった全てに、涙が止まらなかった。



私なんかよりも、愛の方が何百倍も何千倍も辛かったんだ、きっと。
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