☆オカマに恋した☆





 翌日の放課後、私はスケッチブックを片手に屋上へと向かった。




その中に、昔描いたまーちゃんの肖像画を挟んでおいた。




私も、まーちゃんが大好きだった。




だから、ずっと近くに彼女を感じていたい。


そう、思ったから。





いつもだったら、屋上への階段を愛に会えるのが楽しみで、急ぎ足か駆け足で登ってた。




でも今日は、一歩一歩踏みしめて登った。
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