☆オカマに恋した☆
今日も雨が降っている。
グレー一色の、厚い雲が空を覆っている。
大粒の雨が、ビニール傘と屋上のコンクリートを叩きつけている。
もう三日も雨の日が続き、愛と話をしていない。
廊下ですれ違っても、話かける勇気はない。
私が見つめすぎているせいか何度か、目が合うもののすぐに反れてしまう。
私はただ、愛を見つめていることしかできないんだ。
雨さえ降っていなければ、愛と屋上で話が出来るかもしれないのに。