☆オカマに恋した☆
愛の過去★
モヤモヤとしている気持ちを、何とかすっきりさせたくて、愛がバイトしてる美容室MOMOへと気づけば向かっていた。
浮かない気持ちのまま、傘立てに傘をしまい、深呼吸をした。
ここに来れば、愛ときっと話せるはず。
それから、一気にドアを開けた。
「いらっしゃい!!」
そう、受付で出迎えてくれたのは、京ちゃんだった。
相変わらず、派手な化粧をしている。
今日は一段とアイシャドーが濃い。
まばたきをする度に、今にも光を帯びた金粉が飛んできそうだ。
「あら、この前の広ちゃんの連れじゃないの〜♪
本当に来てきれたんだぁ。
うれしい!
ありがとうね。
ご指名ある?」
そう言いながら、私のコートとバッグを大切そうに預かってくれた。