☆オカマに恋した☆
私は最近、本当に先輩のことが好きなのかどうか、よくわからなくなってきている。
告白されたから付き合った。
そう言ってしまっても、おかしくなかった。
とは言っても、一度も好きだと言われたことはないんだけど。
本当に好きだと想えていたころに、好きだと言ってみたけど返答はなく、ただ微笑んでいるだけだった。
先輩からしたら、それが応えだったのかもしれない。
でも、私はちゃんと言ってほしかった。
その時私の言葉が、空中から真っ逆さまに落下していくように感じた。
欧米じゃないんだから、そんなに表現豊かになれるはずがない、そうも思うけど。
結局今となってしまえば、どうでも良いことなんだ。
先輩が女の子と仲良さそうに話していても、気にならないし。
いつもそうやって、適当に付き合えそうな相手と付き合ってきたんだ。
もちろん、自分から告白なんかしたことはないし。
ただ、一緒にいてその場だけ、テンションが上がって楽しければいいなと思う。
そして楽しい、そう思えなくなったら私の恋は終わってしまう。
最初の新鮮な良いところだけを切り取り、後は葬ってしまう。
相手の気持ちなんか考えないで。
できるだけ、深く相手に関わらないようにして。
そう、ゲームみたいなものだ。
だからすぐに、リセットできてしまう。
失恋しても、涙なんか流したことないし。
私の恋の寿命は、三カ月といったところ。
そもそも今までの恋が、本当に恋と呼べるのかも疑問だけど。
だいたい、ずっと続く恋なんかあるはずがない。
いつかは、恋なんて終わってしまうものだと思う。
しかし私は、一生三カ月しかだれも好きになれないのかな。
それもそれで、問題があるよな。