☆オカマに恋した☆
「この子じゃなくて、ちゃんと名前で呼びなさいよ!



友達なんだから」



 京ちゃんは愛に言い聞かせるかのように、強めの口調で言った。




「この前…屋上で絵を見せてもらったんだよな…



うーん…



名前が、この辺りまで出掛かってるんだけどな」



 のどぼとけを手で押さえながら、眉間にシワを寄せて言った。



未だに…私の名前を覚えてもらえてない事がショックだった!!



スッゴい悲しい…。
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