☆オカマに恋した☆
「じゃあ、こちらへどうぞ!」



 そう、手を挙げてシャンプー台へと案内してくれた。



「実はまだ、シャンプーできるようにはなってなくて…



だから、上手く出来ないと思うんだけど…



京ちゃんが、まさかアタシに振ってくるとは、思ってもみなかったから」



 ちょっと、すまなそうに膝掛けをゆっくりと、私の膝の上に置いた。



「いいよ、大丈夫!



実験台になってあげるよ!!」




「悪いわねぇ、それじゃあ、倒すね」



クロスが体にかけられゆっくりと、イスは機械音と共に倒れていった。



フルーティーな甘い香りに包まれた。
< 79 / 246 >

この作品をシェア

pagetop