☆オカマに恋した☆
「ああみえて愛、雑用を一生懸命やってくれるものだから、少しでも違うことさせてあげたい。




って、思っちゃったの。



間違いだったわ」



 愛の拾い損ねたタオルを、京ちゃんは集めながら言った。




「いいんです!



乾けばどうってことないし」



 そう、微笑んで私は言った。




「ごめん! ごめん!!



こんなのしかなかったけど、いいかな?」



 きちんと、折り畳まれたジャージを差し出して愛は言った。
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