☆オカマに恋した☆
「家は、この辺りなの?」



 愛は前を向いたままいった。



借りたジャージとコートからは、ほのかに甘い愛の香水の匂いがした。




それが、スッゴい幸せに思えた。




愛をより近くに、感じられるから。




「図書館のほう、なんだよね」



 距離があるので、すまなそうに言った。
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