☆オカマに恋した☆
「愛は、つき合ってる人とかいないの?」



 本当に、どうなんだろう…




カトゥとつき合ってるの? とも、さすがに聞きにくい。




「いないよ。



あっ、まさか!



アタシがカトゥとつき合ってると思ってるの?」



 ふと、何かを思い出したように言った。




「そんなわけ、ないじゃないの!!」



 そう言って、愛は笑った。




「エェッ!?



そうだったの!」



 何……?




髪をこんなに切った私は、何だったの〜?




もっと早く聞きたかったよぉ!!




髪型は気に入ってるけど…





 私は急に首筋に、冷たい風を感じた。




体感温度が、一気に下がったよ。




マフラー明日は絶対持って来よう…
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