いじめ~心の叫びと傷~
消えていくもの
そんな望みはもちろん叶わず、
いじめは次々にエスカレート。
「じゃ、この水捨ててくるね!!」
「ちょっと、
それコイツにかけて。」
「ぇ、でも・・・・・・。」
「じゃないと、あんたもいじめるよ?」
未来はそう脅した。
その子は躊躇いもなく、
あたしに水をかけた。
バケツを持ってその子は、
教室に戻った。
トイレには高笑いの声が響く。
滴り落ちる汚い水。
さらに傷がついたあたしの心。
「じゃ、ココ片付けておいてねー☆」
と、一人トイレに残された。