ココロ。
愛美が…私のことを「ウザイ」って?
そんなわけない。
そんなデタラメ、信じないんだから。
「ほんとよ〜ねぇミッツー」
ミツモトさんはコクリとうなずく。
体中が熱くなった。
「ナツキね、聞いたんだ〜いろいろ。美樹ちゃんちがね、今超大変だとか、美樹ちゃんが昔イジメられてたこととか!」
…っ!!
「う…嘘…」
その話は愛美にしかしたことがなかった。
父と母の離婚で今家が厳しいこと。
中学のころ、一時無視されていたこと。
愛美にしか話したことないのに。
愛美に対するおもいが冷めた瞬間だった。