ココロ。
私の名前は高原美樹。
この女子校に通いはじめて半年がたった。
クラスの皆は仲がよく、けれどもある程度の格差はうまれていた。
「きゃはははっマジありえないんだけどー!」
大声で笑うのは栗色の髪をした甘い童顔フェイス、東城ナツキ。
この女子校の校長の娘なんだとか。
可愛くて華奢で、でもどこか殺気だつオーラがあって。
私にとっては近寄りがたい彼女。
しかし、周りには取り巻きがいつも集まっていた。