永遠の恋

ありがとう。

それは、3月15日。なよから電話がかかってきた。
『もしもし。なよ』
(うん。いきなりごめん話さなきゃいけないコトがあるからさぁ)
いつもとは、違う声だった。『どうした。何』
(凉祐、死んだの。3月9日に。。。)
信じられなかった。
『はぁウソでしょねぇ、ウソでしょ』
(本当。凉祐白血病だったの。ゅなと別れたのは、白血病が悪化してきたからなの。6年生になった時から白血病だって凉祐は知ってたみたい。)
信じられないよそんなこと。『ウソだよね。なよは、知ってたの知ってて、教えてくれなかったのねぇ、うそって言ってよいまなら、許すから。ねぇ』あたしは、なぜか泣いていた。涙が頬をつたって流れ落ちる。
(ごめんごめんね
でもね、凉祐が決めたことなの。ごめんね。ごめんね)なよも泣いていた。あたしは、週末、横浜にかえった。そして、凉祐が眠る墓へとなよとむかった
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