愛したのはプレイボーイ








トーンが高めで甘い声




少し癖があるその声を聞いて胸をなでおろす






「俺だけど」





「奏、どうしたの?」







ちょっと不安そうだったから少しからかってみる







「海の声、聞きたくて」







でも本当はそうだったのかもしれない





そういうと海はあせった声で







「ちょッ…!じょじょー冗談、やめてよ!」







きっと頬を膨らませて眉間にしわを寄せているんだろう




声だけで海の表情がわかる





















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