愛したのはプレイボーイ








「どうしたのー?1人?」





「ううん、坂妻くん待ってるの」







ケータイを閉じて俺と目をあわさないようにした





そらされた視線が心をうずかせる








「そーなんだ、私たちはねデートなんだ」





「は?」








俺の声は綺麗に結崎にかき消された



こいつ勝手に嘘ついてるし





「へ…へー、そうなんだ」






苦しそうな海の顔の意味が





俺にはわからない





< 191 / 333 >

この作品をシェア

pagetop