愛したのはプレイボーイ





「お話中だった…?」






むかつく、いらいらして



もやもやする






どす黒い感情が俺を支配する






「ううん!じゃあ希ちゃん、…奏」





「うんじゃーね!」









残された言葉が




少し間を持って呼ばれた名前が




余計に胸を締め付けた






「奏、いこう」





声をかけた奴が




海だったらいいのにと




叶うはずのないことを




ずっとずっと




一人で願っていた



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