大切なこと
同い年の子だからって覚えてるのもすごいと思うけど…。
「お姉さんは、この世界の人だったの。乃愛は誇りに思っていたの。
お姉さんの事話すときうれしそうだったから。」
乃愛のうれしそうな姿はすぐに想像がつく。いつも笑ってるから。
「でも、お姉さんは、同じ業界の人に殺された…。」
「妬まれたってこと?」
「うん。でもね、乃愛は泣かなかった。大人に何を言われても…。」
俺は、絶対出来ない。だって、自分の身内が亡くなるんだよ?
「乃愛は、その時、この世界で、働くって言い出したの。
みんなを笑顔にするんだ!って。私は反対した。
でも、乃愛は、私を説得し続けた。(笑)」
だから、乃愛は今ここにいるんだ…。
「私から、1つお願いがあるの。乃愛を支えてあげて。」
「どうやって?」
「みんなが笑顔でいてくれればそれで良いから。それが、乃愛にはうれしいの。」
俺らは、笑ってうなずいた。今なら絶対出来るって思えた。
それから2時間俺らは語り合った。鈴歌さんが最後に言った、
「乃愛は、優しいけど、弱虫だから」って言葉を胸に刻みながら。
「お姉さんは、この世界の人だったの。乃愛は誇りに思っていたの。
お姉さんの事話すときうれしそうだったから。」
乃愛のうれしそうな姿はすぐに想像がつく。いつも笑ってるから。
「でも、お姉さんは、同じ業界の人に殺された…。」
「妬まれたってこと?」
「うん。でもね、乃愛は泣かなかった。大人に何を言われても…。」
俺は、絶対出来ない。だって、自分の身内が亡くなるんだよ?
「乃愛は、その時、この世界で、働くって言い出したの。
みんなを笑顔にするんだ!って。私は反対した。
でも、乃愛は、私を説得し続けた。(笑)」
だから、乃愛は今ここにいるんだ…。
「私から、1つお願いがあるの。乃愛を支えてあげて。」
「どうやって?」
「みんなが笑顔でいてくれればそれで良いから。それが、乃愛にはうれしいの。」
俺らは、笑ってうなずいた。今なら絶対出来るって思えた。
それから2時間俺らは語り合った。鈴歌さんが最後に言った、
「乃愛は、優しいけど、弱虫だから」って言葉を胸に刻みながら。