ボーダー


そして時刻が
9時をまわってくると
客足も途絶えてきて
店内はスカスカになった。


ふと、何を思ったか
店長が彼女をみて、

「新人、
あんたよく働くから
レジ打ち教えるよ。」

と、言った。


「本当ですか?
ありがとうございます。」

笑顔で店長に言う。


レジ打ちなんて
ちょっと格好いいじゃんね。
なんてことを
彼女は考えていた。
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