ボーダー


そんな静かな中に

ガラガラガラッ

と、ドアの音が響いた。



彼が入口の方へ目を向けると、
一瞬把握できなかったが、
小さな女の子がいた。


学年ごとに
違う色のスリッパは
彼と同じ色を
していたことから
彼女は
彼と同じく3年生だろう。

< 60 / 86 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop