恋花




…どうしよう

行ってきていいよ
なんて、言うんじゃなかったー



で、でも…




「なっなにか、用ですか?」




平然としたように言う私だけどかみかみだよう…



「なにか用ですか…って俺の昨日のメール見た?」



「…見ました。」



「じゃあ何で朝こなかったの?」




やっぱりその事か…よし言おう!




「今日は寝坊して遅刻しちゃったんです!

ごめんなさいっ!」




私が全部早口で言って頭を下げると
上からクスクス笑い声が聞こえた




「…知ってるよ、窓から見えたし」



「えっ…じゃあ何で教室に……」



「来なかったから一応、心配したんだよ?

だからちょっと困らせてあげようかなーって」



一応ってなに?
困らせるってなに?

だからチャラ男は嫌いなの!
人の迷惑とか考えないのか!
…まぁ約束破った私も悪いけど。

でも。





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