Genius~守り人~
「…なるほどね…でも行くとしてもその前に君はあの方に逢っておかないとね。」

護は立ち上がりうんっと背伸びする。


もともと背の高い護がもっと大きく見える。

「…」

「僕らの主・帝のところに行こう。」


「えっ…でも帝は仕事中じゃ…」

秋穂が護を見上げる。

「大丈夫だよ。ほんとは今日は休みなんだから。」

護はニッコリと笑い返す。

「じゃ、支度できたら言ってね。僕外で待ってるから。」










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