ねぇ、笑って
「うお、やべぇ!!この『チョコ&生クリーム入りアンパンDX』まじうめぇ!!」


さっきからやけにハイテンションでしゃべり続ける修斗を睨み、真実は口を開いた。


「ねぇ、白々しいんだけど」


すると、


「いや、真実が急に昼を誘ってくれて嬉しいだけだけど」


ニコリと微笑みながら修斗は言った。


「惚けないで。何のために誘ったかなんて気づいてるでしょ」


修斗は困ったように眉毛を下げた。


「何か知ってるの、愛と高野のこと。知ってるなら話して」


修斗は少し間を空けて――――というか言い渋ってから、口を開いた。
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