プリンスの素顔

発車のベルが鳴り響いた。


≪ブルルルル…≫



地上から足が離れた。


そして、徐々にブランコは動き、回り始めた。



どんどん加速して行った。




「ひゃっっほーい!」


明裕は手を挙げて叫んだ。




なぬっ!?




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