プリンスの素顔

空中ブランコは止まった。




こ、怖すぎる。

あの男の子はきっとあれだよ!


宇宙人とか。




って何考えてんだ、私は。




「もしかしてこういうの苦手だった?」


明裕は私を心配してくれた。




心配させちゃった?


こんなところまで来て何やってんだ、私…。


『ううん。大丈夫。』




無理して笑った。



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