プリンスの素顔

すると明裕は、さっき笑っていた同じ顔とは思えないぐらい、急に真顔になった。




「マッキ―ならどれも似合うよ。」




ドキッ…。




『え…』




もしかして、また私をからかってるの?


真顔で言うなんてルール違反だよ!





『早く決めてよねっ!』




私は試着室の扉を閉めた。




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