悪戯天気予報

天気予報はハレルヤ



バナナの皮踏んで死ぬことができると思っている雅と共に体育館にむかった。


まだ高校の制服がコスプレに見える新一年を横目に桜をみた。


もう花びらが舞っていた。


不思議なことにその木には一切毛虫はいなくて…理由は分からないけど…

桜の木の下には2つに髪を結った小柄な女の子がいた。


目があうことはなく、その女の子は雨のように舞う花びらを一人取ろうと必死だった。



「そうた…ボーっとしてんな。さっさ行くぞ。」


雅の声が耳に入った。
俺は列の中を立ち止まってたらしく、列を乱してしまったらしい。



あの子は何者なんだろうか(笑)


「すまん(笑)ボーっとしてましたっ」



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