君の笑顔






「ひどっ!1コしか違わないんだから、仲藤くんだって子供じゃないよー!!」




そう。仲藤くんは、

1つ年下の男の子だってこと。




「でも男子の精神年齢は実年齢より2歳も下っていうからな〜。てことはあいつ中3!?」

「仲藤くんは高校2年生です!!」

「はいはい、わかったわかった。」

「からかってるでしょー!?」




私がムキになると、遥はにんまりと笑って手を振った。




「ないない。ほら、そろそろ部活行くよ〜!」

「もう!遥ってばいつもそうやってからかってー…。」




高めのポニーテールを揺らしながら歩く遥の後ろ姿は、とても楽しそうだった。








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