君の笑顔
「そうですか。………じゃあ…集計しますか?アンケート。」
「あ、はい!」
山積みにされたアンケート用紙を見て、私は慌ててペンケースからペンを出した。
「あの、先輩…ですよね。別に敬語じゃなくてもいいと思うんすけど」
「え!?あっ、ごごめん!変だよねっ」
もうさっきから何こんなテンパってるんだろ!
男の子と話すだけなのに。
あー、ほら笑われてるよ……
「先輩、人と話すの苦手なんですか?なんかおどおどしてて面白いっ」