この日の花火を忘れない
悔しい気持ちを押し殺しながら、相手チームと審判団に挨拶をした。

そして、チームの仲間達とサポーターへの挨拶へ向かった。



いつもなら挨拶が終わってから帰路につく人が多いのに、今日は俺達が挨拶に行く前から、こちらを見ようともせずに、引き上げて行く人達が多かった。



悔しい!



今日の試合を楽しみにして勝利を信じて応援してくれた人達に、こんな結果を見せてしまった。



残っている人達からは、ブーイングの嵐。

罵声が重なり合って、俺達に突き刺さる。



< 3 / 12 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop