キミ色ヘブン
それは『だからそんなに会えないよ』って意味なんだろうか?それとも……。

ボーッとそんな事を考えていると、

中山君は両手を前に伸ばしてストレッチをするかのような体制をとると、急にこう言った。

「あ~!なんか僕達、今おかしいでしょ?白川さんもそう感じてるでしょ?」

中山君はいつもとっても率直に話に入る。それがまるで普通みたいに。

だから今日もそうなるってどっかで予想してた。

「白川さんは今のままで僕と付き合ってて大丈夫?」

「はい?何が?どういう意味?」

小さくため息をつくと中山君は続ける。
< 100 / 215 >

この作品をシェア

pagetop