キミ色ヘブン
ため息つくことないじゃん!そりゃ、バイクなのに短いワンピース着た私はちょっとバカだったかも知れないけど。
結局部屋に戻ってジーンズに真っ青なTシャツを着た。まるで普段の私に戻ってしまった。苦労してアップにした髪も『ええい!』と下ろしてやった。
再び玄関のドアを開けるとバイクに跨った中山君がニッコリ笑う。
「可愛いね」
「……近眼?」
「なんで?2.0だよ?」
嫌味さえ通じない。
「さ、乗って乗って」
バンバンとバイクの後ろのシートを叩く中山君。
ここはさ、映画とかだと彼氏が彼女の手を取ったりして
もしくは軽く抱っこなんてしながら乗せてあげる場面じゃない?
だから『どうやって乗るの?』って聞いたのに。
「よじ登って」
「…………」
「はい、頑張って」
「…………」
やってやるわよ。やればいいんでしょ!
結局部屋に戻ってジーンズに真っ青なTシャツを着た。まるで普段の私に戻ってしまった。苦労してアップにした髪も『ええい!』と下ろしてやった。
再び玄関のドアを開けるとバイクに跨った中山君がニッコリ笑う。
「可愛いね」
「……近眼?」
「なんで?2.0だよ?」
嫌味さえ通じない。
「さ、乗って乗って」
バンバンとバイクの後ろのシートを叩く中山君。
ここはさ、映画とかだと彼氏が彼女の手を取ったりして
もしくは軽く抱っこなんてしながら乗せてあげる場面じゃない?
だから『どうやって乗るの?』って聞いたのに。
「よじ登って」
「…………」
「はい、頑張って」
「…………」
やってやるわよ。やればいいんでしょ!