特等彼女の奪い合い?!  1
蓮…背伸びた。
前はあたしと同じくらいだったのに…。
「蓮って身長何センチ?。」
「…167くらいかな?何で?。」
中学生では大きい方だと思う。
蓮とクラスは違うから実際クラスではどうなのか知らないけど。
「背、伸びたなと思っただけだよ。」
「ふーん。で、ちなみに歩菜は?。」
「あたしは…150くらいかな。」
蓮とあたしに身長の差があった事は知ってたけどまさかそこまで
背高かったのは知らなかった…。



なんだかんだ言って、蓮の家に着いた。
あたしは靴を並べ家の中へ入った。
「お邪魔しますー。」
あたしが声かけると蓮のおばちゃんがリビングから出てきた。
「歩ちゃん!久しぶりだねー。」
おばちゃんは出てくるなりいきなりあたしに抱きついた。
「おばちゃーん!久々に来たよ。」
あたしとおばちゃんが話してる間から蓮が割り込んできて
おばちゃんをどけた。
「はいはい。分かったから。歩菜はこれから勉強なんで。」
「分かったよ。蓮、歩ちゃん襲っちゃダメだからね?。」
「は?。こんなバカ襲ったってな?。」
蓮はフンッと笑いあたしを連れて階段を上り蓮の部屋へ行った。



いつみても蓮の部屋の感じは変わらない。
蓮は黒が好きなのか黒いものが増えていた。
相変わらずバスケの物がいっぱいあるって事も変わらない。
_____写真。
蓮の机の上にはあたしと蓮がまだ小さい頃の写真が立てかけられ
ていた。…懐かしい…そしてあたし達可愛いわー…。
「歩菜、勉強するぞ。」
蓮は部屋にある小さいテーブルの近くに座り、あたしの苦手な
数学の教科書を置き、メガネをかけあたしの苦手な分野を教えてくれた。



何時間が経っただろうか。
時計を見れば、もう7時半だった。
お母さんには蓮の家で勉強してるって言ってあるから遅くなっても
大丈夫だけど…さすがに疲れた。
でもやっぱり蓮だよ。
教え方が上手い。やりかたなんてすぐ分かった。
< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

キミノ声  上

総文字数/1

恋愛(その他)1ページ

表紙を見る
サッカー部のマネージャー?!  1

総文字数/2,295

恋愛(その他)4ページ

表紙を見る
暁と悪魔の騎士   1

総文字数/462

恋愛(その他)1ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop