おさつロッカー
そして家に着いた。
私は急いで部屋に向かった。
階段を駆け上がる。
私は転んだ。
つるんっ
「いでっ!」
お母さんが駆け付けてきた。
「柚ちゃん大丈夫?」
「大丈夫よ」
お母さんは笑いを堪えていた。
ひどいなあ…
仕方ないじゃん。
私は転ばないようにゆっくりと
階段を上がって
部屋に入った。
鞄はドタッと
無造作に置き
押し入れを開けた。
ロッカー……
昨日のは夢ではなかった。
私はロッカーを開けようとした。