Angel Memories


ビュォオー という効果音を奏で、

凄い勢いで風を切る。



車も家も人も見当たらない

此処では、自由。



熱くなった道路の上を

何も気にすることなく、
高速で、気持ち良く走っていた。



チラリ、と後ろの彼女を見ると

お花畑と海の方に顔を向けていて

よく表情はわからなかった。


彼女の長い銀髪は

また風にふかれてサラサラとなびいていた

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