Angel Memories


「...」


僕はなんとか彼女を海から
連れだし、浜辺へと運んだ。


本当に...
美しい顔立ちだ。


白に近い銀髪は
海水で濡れて元気を失っていた。


「...ッケホケホッ」


彼女が目を覚ます


星色の瞳は

輝きを失っていた。


彼女は

ただ無表情に僕を見つめた。
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