恋、涙 …【2】〜私とあなたと小さな天使〜
「おかえり〜♪」
車に乗ること約3時間─
私たちは、ようやくかーくんの実家に着いた。
「母さん……」
到着した私たちを満面の笑みで迎えてくれたお義母さんを前に、かーくんは呆れ顔。
「お久しぶりです、お義母さん。」
「あら、希ちゃ〜ん!元気だった?茉央くんも。相変わらず可愛いわね〜」
お義母さんは私に笑顔を向けると、かーくんに抱かれていた茉央を取り上げ、すっかりメロメロ状態。
「さ、希ちゃん。遠慮しないで上がってちょうだい。一真、ボーッとしないで荷物全部持って!」
「はい…」
お義母さんは私と茉央には優しいけど、かーくんには少し厳しい。
あ、あと…
お義兄さんにもだ─