恋、涙 …【2】〜私とあなたと小さな天使〜
長い説教が終わると、かーくんとお義兄さんは、罰として庭の掃除をすることになってしまった。
「1人じゃなかなか出来ないからね…ちょうどいいわ。それに、これで少しは懲りるでしょ、あの2人。」
なんて言うお義母さん。
「ところで…希ちゃん。」
「…はい?」
「うちのバカ息子、しっかりやってる?希ちゃんに無理させてない?」
お義母さん…
「そんなことありませんよ。一真さんは、私にはもったいないくらいの素敵な人ですから…」
いつも私を大切に想ってくれてるし、茉央やお腹にいる子供のこともちゃんと考えてくれてる。
かーくんは、いい旦那さんであり、いいパパだと私は思ってる。
「そう?私は逆に、希ちゃんが一真にはもったいないくらいだと思うわ。」
「そんな…っ//」
お世辞だとしても、そう言われるとなんだか嬉しい。
「あれ?希ちゃん、そのお腹…」