恋、涙 …【2】〜私とあなたと小さな天使〜
「ぱ〜ぱ〜!」
茉央も我慢出来ないのか、お茶を飲むかーくんの服を掴んで引っ張っている。
かーくんに『早く遊ぼう』って、目で訴えている。
「ははは…やっぱりいつ見ても慣れないなぁ〜。一真が、茉央にパパって呼ばれてるの。」
お義兄さんはそんな光景を見て、面白そうに笑っている。
「そうね〜」
お義母さんもお義兄さんに同意して、2人で大爆笑。
「う…うるせぇな!!」
かーくんはそんな2人に反論しているけど…
顔が少し赤い─
照れてるな。
「もう…茉央、外で遊ぶぞ!希、茉央の帽子持って来て!」
「あ…うん、わかった。」
可愛い…かーくん。