恋、涙 …【2】〜私とあなたと小さな天使〜
○第8章○
完治
「よかった…36.7だって。」
次の日の朝─
あれだけ高かったかーくんの熱は、嘘みたいに下がっていた。
まだ微熱はあるけど…
とにかくよかった。
「うん。でも、昨日早退したからな…生徒からのツッコミが待ってるだろうな。大好きな奥さんに看病してもらったの〜?とか…」
…っ///
「あ……希、顔赤いぞ?熱でもあるのか?」
「なっ…ないよ!!」
こんな調子だったら、もう全然心配いらないね。
いつものかーくんだ…
「そ、そんなことより…早く朝ご飯食べないと、遅刻しちゃうよ?」
「はは…はい、はい。」
動揺しまくりの私を見て、かーくんはずっと笑ってた。