恋、涙 …【2】〜私とあなたと小さな天使〜
もう…
かーくんったら─
でも、そんなところも好きだなぁ…なんて思う私は、きっとバカなんだろうと思う。
ま、私はそれでいいけど。
「ぱぱ〜!」
そう思いながらかーくんと一緒に寝室を出ると、茉央が歩いて来て、かーくんに抱きついた。
元気そうなパパを見て、嬉しくなっちゃったのかな?
「茉央。……?」
そんな茉央をかーくんが抱き上げると、茉央は急にかーくんの額に手を当てた。
まるで…
熱を計るかのように─
「…大丈夫だよ、茉央。もう元気だから、心配すんな。」
「茉央…パパ元気だって。よかったね。」
私はそう言って、心配そうな顔をしている茉央の頭を撫でた。
すると、茉央は表情を一変させて笑顔になった。