恋、涙 …【2】〜私とあなたと小さな天使〜
「よ〜し、茉央!今日は、帰ったら一緒に遊ぼうな?」
昨日は遊べなかったからか…
かーくんがそう言うと、茉央はすごく喜んでいた。
「じゃ、行ってくる。」
「うん…気を付けてね。」
「ぱぱ、ばーばーい!」
そして、かーくんが学校に行く時間になった。
私と茉央は、いつも通り玄関先まで見送り。
「はは…バイバイ。茉央、いい子にしてろよ〜?」
「茉央はいつもいい子だよ。ね〜、茉央?」
…親バカが2人。
「希も。茉央見習って、早く泣き虫卒業しろよ。」
「なにそ……っ!?」
突然言われたことに反論しようとした私。
でも…
それは、かーくんの唇によって塞がれた。
バカ─
「…希、油断しすぎ。じゃ、いってきます。」
「…いってらっしゃい//」
私の反応を見て、満足そうな顔したかーくんは、私の頭をクシャッと撫でて、家を出て行った。