恋、涙 …【2】〜私とあなたと小さな天使〜
「まおも、ぱぱすき〜♪」
そっか…
そうだよね。
かーくんは私から見てもすごくいいパパだし、茉央もそう思ってるはず。
「茉央…パパ喜ぶよ〜?今日帰って来たら、言ってあげよっか?」
「うん!!」
さっき送り出したばっかりなのに、もう帰って来た時の話をしてる私たち…
ま、好きだからいいや♪
「茉央、何してるの?」
その後─
朝ご飯の後片付けや洗濯を終え、机の上で何かをしている茉央が目に入った。
「ぱぱ〜!」
私の方を振り向いた茉央は、輝くような笑顔。
手元を見ると、クレヨンを握り、紙に何かを描いていた。
あ…
かーくんの似顔絵か。