恋、涙 …【2】〜私とあなたと小さな天使〜
おえかき
絵を描くことに一生懸命な茉央の横顔は、本当にかーくんそっくり。
きっとこれから大きくなるごとに、どんどん似てくるんだろうな─
ひょっとしたら、かーくんよりカッコよくなるかも…
なんてことを考えながら、私は絵を描く茉央の頭をそっと撫でた。
「できたぁ〜♪」
それから5分くらい経った後、茉央が声を上げた。
そして、満面の笑みを浮かべて私に絵を差し出してきた。
「うわぁ…!」
見ると、紙に描いてあるのはいろんな色の丸と線。
でも、茉央は私を描いてくれたんだよね……
「すご〜い。これママ?」
「うん!ままとぉ〜、ゆ〜ちゃん!」
え…?
ゆ〜ちゃん…?